【時間泥棒への処方箋】他人の「段取り不足」に振り回されない。自分の時間を守るための「NO」と「軸」の持ち方
昨日は、大規模工事の終盤で重機が故障するという絶体絶命のピンチを、「本質(ゴール)を見極める力」で乗り越えるお話をお届けしました。機械は直せば動きますが、もっと厄介なのは「人間が持ち込む予測不能なトラブル」です。
「相手の準備不足のせいで、自分の時間が奪われる」
「子供からの『大人はズルい』という鋭いツッコミにたじろぐ」
自分のペースを守りたいのに、周囲の「段取りの悪さ」や「理不尽な問い」に心をかき乱されてしまう……。今日は、そんな外部からの時間泥棒やストレスに対抗し、自分らしくリーダーシップを発揮するための知恵を共有します。
「俺の休憩時間を返せ!」——段取りの悪さが生む、負の連鎖
今日という日は、私の静かな朝のコーヒータイムを切り裂く一本の電話から始まりました。
相手は知人のAさん。要件を聞けば、明らかに準備不足、確認不足。その尻拭いのために、私の貴重な「整える時間」が奪われていく……。
「人に頼むのはいいけど、ちゃんと全部段取りしてから頼んでこい!」
思わず受話器を置いた後に漏れた本音。仕事の現場でも音楽の練習でも、私は「段取り」を何より重んじます。なぜなら、準備不足のまま誰かを巻き込むことは、相手の命(時間)を削ることと同じだと考えているからです。
そんなトゲトゲした心を癒やしてくれたのは、皮肉にも別ジャンルの「現場」でした。
キッチンカーの営業中、長女の担任の先生がふらりと立ち寄ってくれたのです。新作のパンを「美味しい!」と喜んでくれる先生との温かい交流。さらには、娘からの鋭すぎる質問攻め。
「なんでスマホは電池がいるのに、私たちはご飯がいるの?」
「なんで大人は好き勝手するのに、子供はダメなの?」
子供の純粋な「なぜ」に、私は「ほんまやな……」とたじろぎつつも、大人としての自由の裏側にある「責任」という電池の重さを再認識させられました。
夜のバンド練習では、今度は私が「段取り」を組む側に。ポケモンのメドレーをどう料理するか、各パートにどんなソロを振るか。朝のイライラを、「自分が完璧な段取りを提供することで、仲間の時間を最高に輝かせる」というエネルギーへ昇華させた夜でした。
「奪われる側」から「場を作る側」へ。心を整える3つのコツ
他人の不手際や理不尽な不満に直面したとき、明日から試してほしい思考法です。
準備不足の依頼には「愛のある門前払い」を
相手のミスをすべてフォローしてしまうと、相手は「次も誰かがやってくれる」と学習し、段取り能力が育ちません。自分の時間を守るために「準備を整えてからもう一度連絡して」とはっきり伝えることは、相手をプロとして尊重し、成長を促すための「正当な防衛」です。
ビジネス戦略「軸ずらし、片足残し」を人間関係に応用する
今日、事業戦略として話した「強みを残して、少しだけ軸をずらす」考え方は、ストレス対策にも使えます。相手への期待という「軸」を少しずらし、「この人は段取りは苦手だが、〇〇という魅力はある」と、接する面を限定(片足を残す)してみましょう。接地面を絞ることで、摩擦(ストレス)は劇的に減ります。
自由の対価を「電池」に例えて説明する
子供に「大人はズルい」と言われたら、絶好の教育チャンスです。「スマホが動くには電池(充電)がいるように、大人の自由には『責任』という充電が必要なんだよ」と。「自由には見えないエネルギー源が必要である」と自分に言い聞かせることで、自分自身のハードワークへの納得感も深まります。
明日の練習、最高のパスを出すために。
一日の終わり、次女の「パパとママと結婚する」という無邪気な愛の告白に、すべてを許せてしまう自分に気づきます。
誰かに時間を奪われて怒るのも、音楽の細部にこだわるのも、すべては「より良い一日、より良いステージ」を作りたいという情熱があるからこそ。
明日は、今日組んだ段取りをメンバーに共有し、楽器の運搬計画を最終確認する日です。
自分が完璧な「電池」となって、みんなが「好き勝手(最高な演奏)」できる場を整えていこうと思います。
皆さんの明日が、時間泥棒に立ち向かい、自分の大切な時間を「好きなこと」のために使える一日になりますように。
それでは、また明日!
