今日は4月とは思えないほど、ぽかぽかと暖かい一日だった。
風も穏やかで、空は青く澄み渡り、まさに“春らしい”という言葉がぴったりの日曜日。
こんな日は、本当なら布団の中で少しゆっくりして、遅めの朝ごはんを食べて…なんて過ごしたかったけれど、あいにく自分は仕事だった。
いつもより少し静かな朝の道を歩きながら、なんとなく外の空気を感じて、「今日は気持ちのいい日になりそうだな」と思った。
その頃、妻と娘たちは元気に公園へ出かけていたらしい。
日差しの下で、ブランコに乗ったり、走り回ったりしていたんだろうな。楽しそうな姿が目に浮かぶ。
一方、自分はというと、淡々と仕事をこなし、なんとか昼過ぎに終了。
少し疲れた身体を引きずるように帰宅すると、ちょうど同じタイミングで公園から帰ってきた子どもたちと玄関先でバッタリ。
「おかえりー!」と元気に駆け寄ってくる娘たちに、自然と笑顔がこぼれる。
あぁ、やっぱり家っていいな。家族って、いいな。
ふと、「今日まだ何も食べてないな」と気づく。
朝からバタバタしていて、食事どころじゃなかった。
そんなわけで、ちょっと遅めのお昼兼早めの晩ごはんということで、家族みんなでくら寿司へ。
お寿司が次々とレーンを流れてくるのを見て、子どもたちのテンションも最高潮。
「見て!これかわいい!」「パパ、これも食べてみて!」とにぎやかな時間。
自分も空腹だったので、久しぶりにしっかりと食べた気がする。やっぱり、家族で食べるごはんは格別だ。
そして、帰り道には31(サーティワン)に寄って、デザートタイム。
子どもたちは迷いに迷って好きなフレーバーを選び、満足げに一口。
「つめた〜い!」と言いながらも、嬉しそうな笑顔にこちらまでほっこりする。
自分もひと口食べたら、思わず「うまいなぁ…」と声が出てしまった。春のあたたかさの中で食べるアイスは、なんとも幸せな味がした。
日曜日なのに仕事で始まった一日だったけれど、こうして家族と過ごせる時間があるだけで、一気に心が満たされる。
何でもない日常の中に、ちゃんと幸せはあるんだなと改めて感じた。
そんな春の、あたたかい一日。