今日の朝、幼稚園年少の娘と手をつないで歩いて登園しました。少し肌寒さの残る春の朝、娘の小さな足取りに合わせながら、一緒に歩くこの時間がとても大切に思えます。
途中、道端にふわふわと揺れる猫じゃらしを見つけると、娘は目を輝かせて駆け寄りました。小さな手でそっと触れ、揺れる様子を楽しそうに眺めながら、「パパ、見て!」と嬉しそうな声をあげる姿に、なんでもない日常が特別なものに感じられました。
幼稚園に到着すると、楽しい時間のはずなのに、急に娘の手がぎゅっと強く握られました。離れることが少し寂しくて、不安そうに私を見つめるその瞳。思わず抱きしめて、「大丈夫、楽しく過ごしてね」と優しく伝えると、しばらくして小さくうなずき、先生のもとへと向かっていきました。
こうして、一歩一歩成長していく娘の姿を見守ることができる幸せを噛みしめる朝。何気ない日々の中にも、心に残る愛おしい瞬間がたくさんありますね。