【過酷の法則】「ぬるま湯」は逆効果?自分やチームを劇的に成長させる『アガベ流』ストレスマネジメント
昨日の「引き算」の、その先へ。あえて選ぶ、タフな環境
昨日は、あれもこれもとメニューを欲張らず、最速と安全を追求して「カレーライス」一本に絞り込んだキッチンカーの生存戦略についてお話ししました。複雑な選択肢をそぎ落とし、一番強い強みだけに集中することが、迷路を抜け出すための最短ルートでしたね。
しかし、無駄を削ぎ落として自分の進むべき道がクリアになったとき、私たちは新たな壁に突き当たります。 「やるべきことは分かっているのに、楽な方に流されて自分を追い込めない」 「チームを優しく見守っているつもりなのに、なぜかメンバーの主体性が育たない……」
今日は、いま夢中になって研究している多肉植物の栽培メソッドと、複数の現場を電話一本で冷徹に回したマネジメントの瞬間。この二つを一本の軸で繋ぎ、ぬるま湯に浸かった自分や組織をシャキッと目覚めさせ、圧倒的な成長を遂げるための「正しいストレスの与え方」を共有します。
ぬるい環境じゃ枯れる。トゲを研ぎ澄ます植物の知恵
今朝は、子供たちの明日の予定をチェックし、賑やかに準備を促すいつもの父親の顔からスタートしました。そんな慌ただしい朝のひととき、私の頭を占めていたのは、最近ビジネスとしての解像度がグンと上がってきた「アガベ(多肉植物)」の栽培理論でした。
一株で驚くほどの高値がつくこともある、盆栽のように奥深い世界。その美しく鋭いトゲを育てる秘訣を調べているとき、私はある強烈な事実に突き当たったのです。
「過酷な環境じゃなかったら生きていかん。ぬるい環境にしたら、逆に枯れるんやって」
水や肥料をたっぷり与え、甘やかして育てた多肉植物は、根が腐り、あの美しい形を保てずに枯れてしまう。あえて水を極限まで控え、厳しい風を当て、過酷な環境に置くからこそ、植物は生きようとして自らのトゲを鋭く研ぎ澄まし、美しく力強い株へと進化する。
その自然界の真理を知った瞬間、私の脳裏には、日中のビジネスの現場が浮かんでいました。 資材の手配や人員の調整など、複数のロジスティクスを電話一本で次々と差配する時間。6月からは応援部隊が別の現場に戻るため、人手不足という「タフな状況」がやってくることも分かっています。
でも、今の私は少しも怯んでいませんでした。 「これは、チームが次のステージへ進化するための、絶好の『過酷な環境』じゃないか」
夜、特許技術を他社にライセンス販売するスマートなビジネスモデルに想いを馳せ、自分の名前をいつもの口癖として小さく呟いたとき、確信しました。 甘やかすだけが優しさではない。自分も、ビジネスも、あえて適度な負荷をかけるからこそ、本物の強さが手に入るのだ、と。
ぬるま湯から脱出し、折れない強さを手に入れる3つのステップ
自分自身の成長が止まっていると感じたり、チームの士気が上がらずに悩んでいる時に試してほしい「アガベ流」の思考法です。
- あえて「ちょっと過酷な環境」を自作する 人間も植物と同じで、快適すぎる環境に長くいると、変化に弱い脆い心になってしまいます。「あえて締切をいつもより短く設定する」「少し背伸びをした新しいプロジェクトに立候補する」など、意図的に自分へ小さな負荷をかけてみましょう。そのストレスが、眠っていた潜在能力を引き出すトリガーになります。
- 顧客やメンバーの「表面的な行動」の裏にある本音を見抜く ある知人が、大して好きでもないアイドルのファンクラブに入り続けている理由が「娘と共通の話題で遊びたいから」だと知りました。一見、無駄に見える行動の裏には、必ず「本当の動機」が隠れています。チームの育成やキッチンカーの集客でも、相手の表面的な言葉に一喜一憂せず、「この人が本当に求めている感情は何か?」を深掘りすることで、ブレない信頼関係が生まれます。
- 「労働」ではなく「仕組み」を売る視点を持つ 自分が汗を流して働くビジネスモデルだけでなく、今回私が関心を持った「特許技術のライセンスモデル」のように、「自分が動かなくても価値が回り、年間契約で収益を生む仕組み」を常に構想しておきましょう。この「知的資産」を持つという視点こそが、過酷な環境を生き抜いた先にある、大人の本当の自由をもたらしてくれます。
明日は、ライトの下での「手取り作業」に向き合う朝
「パパ、多肉植物ってトゲトゲしててかっこいいね!」 夜、自宅の植物棚をのぞき込む子供たちの無邪気な一言。過酷な環境を耐え抜いた植物のカッコよさは、子供の直感にもちゃんと伝わるようです。
さて、明日は現場のライトの近くで、じっくりと腰を据えた手取り作業の段取りが待っています。さらに、「自宅の未契約の案件」という、早めに白黒つけなければならない未解決の課題も残っています。 天候や人手不足という変化の波を、アガベのように力強く受け止めながら、一つひとつのタスクをサクッと片付けていくとしましょう。
皆さんの明日が、ぬるま湯の心地よさに甘んじることなく、自分のトゲを美しく研ぎ澄ますための「心地よい挑戦」に満ちた一日になりますように。
それでは、また明日!
