昨日の「ソフトモヒカン」の先にあった、新たな「視界」

昨日は、パートナーの帰宅が遅いことへの葛藤を抱えつつ、自分の心と視界をリセットするために「ソフトモヒカン」へと髪を刈り上げたお話をお届けしました。鏡の中の自分を新しくして、「子供たちとトイザらスへ行く」という約束を胸に刻む……そんな、少し切なくも前向きな夜でしたね。

しかし、一晩明けて現場や組織の真ん中に立つと、髪型を整えるだけでは解決できない「淀み」に直面します。 「みんなの顔色を伺って、結局何も決まらない」 「『いい人』でいようとするあまり、不条理なコストを背負い込んでいる……」

今日は、楽団の予算配分を巡る「正論」の戦いと、重機×キッチンカー×音楽を掛け合わせる壮大な『未来のフェス』の構想。この二つから、組織を健全に動かし、自分だけの価値を創造するための「脱・いい人」の知恵を共有します。


「予算のための集金」か、「集金のための予算」か

今日という日は、まさに「組織のあり方」を問う一日でした。 私が所属する音楽団体では、高額な備品購入や会場選定について、どこか「なあなあ」な空気が流れていました。 「せっかく集めたお金だから使い切ろう」「誰かがやりたいと言ったから買おう」……。

私は、あえてその空気に冷や水を浴びせるように言いました。 「予算があっての集金であるべき。使い切ることを前提にするのは、思考停止や」

一部のパートへの偏った投資や、費用対効果の薄い計画。それらを指摘するたびに、周囲にはピリついた緊張感が走ります。「優しい人がルールを決めるといかん。自分が動けばなんとかなる、と思ってしまうから」。この言葉は、リーダーとしての私自身の自戒でもありました。

一方で、現場では予期せぬ機械トラブルが発生。オイル漏れを見つけた瞬間、私は迷わずビデオ通話で修理担当者に繋ぎ、その場で指示を仰ぎました。現場の「止まっている時間」は、組織の「停滞」と同じ。即断即決こそが、最大のリスクヘッジです。

そんなシビアな戦いを終えた後の帰り道、私の頭に浮かんだのは、全く新しい「遊び場」のイメージでした。

「キッチンカーの美味しい匂いの中で、子供たちが重機の操作体験をして、その横で生バンドが演奏している。そんなフェス、誰もやってないやろ?」

仕事、趣味、そして家族。それぞれがバラバラに見えて、実は私の頭の中では「ワクワクする未来」として繋がり始めています。「混じらないところにこそ、新しい価値(お金)の匂いがする」。その確信が、組織運営で尖りきった心を、優しく解きほぐしてくれました。


「空回り」を卒業し、自分だけの「価値」を磨く3つの知恵

組織の停滞にモヤモヤしたり、自分の多面的なスキルをどう活かすか悩んでいる時に試してほしい考え方です。

  1. 「集金ありき」の思考を捨てる お金や時間があるから使うのではなく、「何を実現したいか」という目的を先に置きましょう。「目的(予算)が先、手段(集金)が後」という原則を守るだけで、組織の無駄な摩擦は劇的に減り、健全な筋肉質へと変わります。
  2. 「やる気」を外部から買おうとしない 「やる気のない人に高級な環境を整えるのは、宝くじが当たるのを待つのと同じ」です。大切なのは、「本気でやりたい人」が伸び伸び動ける仕組みを作ることにエネルギーを注ぐこと。 外部の刺激(トレーナーや機材)よりも、内発的な動機を尊重しましょう。
  3. 「異業種の掛け算」で自分だけの居場所を作る あなたの中にある、一見バラバラな「顔」を組み合わせてみてください。今日の「重機×食×音楽」のアイデアのように、誰も混ぜようとしなかった要素を掛け合わせることで、競合のいないブルーオーシャンが生まれます。 その違和感こそが、あなたの最強の武器になります。

明日は、いよいよ「トイザらス」へ向かう朝

「パパ、今日はお仕事頑張ったん?」 夜、寝る前に子供たちが寄せてくれる信頼に、私は今日も救われます。組織を良くしようと戦うのも、新しいフェスを夢見るのも、すべては彼女たちに「面白い未来」を見せたいから。

さて、明日は子供たちとの「トイザらス」へ行く約束の日。 資材の価格交渉や楽団のルール作りはひととき脇に置いて、世界で一番難しい「どのおもちゃにするか」という決断に、全力で付き合おうと思います。

皆さんの明日が、誰かの顔色を伺う「優しさ」ではなく、自分の信念を貫く「強さ」を持って、大切な人と笑い合える一日になりますように。

それでは、また明日!