【人生のテンポアップ】「もうちっちゃいままでいい」と願うパパへ。爆速で進む組織と成長を乗りこなす『分担』の極意
「未来予想図」から、今日は「爆走する現場」へ
昨日は、重機と音楽とキッチンカーを掛け合わせる、誰も見たことがない「異業種シナジーフェス」の構想についてお話ししました。混じり合わないところにこそ価値がある。そんなワクワクする未来を描く一方で、リーダーが一人で走りすぎて「優しい独裁者」になってしまうリスクについても触れましたね。
しかし、一晩明けて飛び込んだのは、空想ではなく「爆速」で進む現実のアンサンブルでした。 「かつての仲間との再会は嬉しいけれど、運営の負担が一人に偏っている……」 「子供の成長を喜びたいのに、ふとした瞬間に『このままでいてほしい』と寂しくなる」
今日は、テンポを上げまくるOBバンドの練習と、前歯が抜けてイカに苦戦する娘との夕食。この二つのエピソードから、加速する毎日の中で「特定の誰か」に重荷を背負わせず、みんなで軽やかに進むための知恵を共有します。
「行け行け!」の合奏と、地球の形を疑う夜
今日という日は、まさに「ハイテンポ」の一言に尽きる一日でした。 久しぶりに集まった母校のOBバンド。ブランクを埋めるようなゆったりとした練習……なんて言葉は、私たちの辞書にはありませんでした。
「やっぱ俺たちにゆっくり練習なんて必要ない。行け行けよ!」
そんな威勢のいい掛け声と共に、曲のテンポはどんどん上がっていきます。音を重ねる快感は何物にも代えがたいけれど、ふと舞台裏を見ると、出欠確認や名簿管理といった事務作業を一手に引き受けてくれている仲間の背中が、少しだけ重たそうに見えました。
「あきほ、ちっちゃいままでいいよ。可愛いから。大きくならないで」
夜、家族で囲んだ夕食の席。 最近「なます」の美味しさに目覚めた次女に、私はついそんな言葉を漏らしてしまいました。対照的に、長女は前歯が上下とも抜けてしまい、大好きなイカを噛み切るのに必死です。
「ねえパパ、地球は丸いのに、なんで地面は平らなの?」
車窓から見える夜空を眺めて娘が放ったその哲学的な問いに、私はハッとさせられました。 丸いものを「平ら」だと信じて歩けるのは、私たちがその一部を懸命に生きているから。 同じように、爆速で進むバンドも、目まぐるしく成長する子供たちも、その「今」だけを切り取れば平穏に見えるけれど、全体を見れば確実に、そして猛烈に変化しているのです。
変化を止めることはできない。ならば、そのスピードに振り落とされないための「仕組み」が必要なのだと、娘の抜けた歯の隙間を見ながら痛感しました。
「一人勝ち」も「一人負け」も作らない、スマートな日常の回し方
組織の負担が偏ったり、変化の速さに心が追いつかない時に試してほしいコツです。
- 「ボトルネック」をデジタルで解消する 楽団の運営で特定のメンバーに負担が集中しているなら、そこが組織の「詰まり(ボトルネック)」です。出欠確認や集計はLINEの投票機能や共有フォームに任せましょう。「誰かが頑張る」のではなく「勝手に集まる」仕組みに変えることで、全員が純粋に音楽(本質)を楽しめるようになります。
- 「もちもちの法則」で柔軟性を保つ 料理の知恵で、「豆腐と片栗粉を混ぜると時間が経っても硬くならない」というコツがあります。人間関係や仕事も同じ。「正論(片栗粉)」だけでなく「余白や遊び心(豆腐)」を同量混ぜることで、時間が経ってもギスギスせず、もちもちとした良い関係が続きます。
- 「なますの発見」をアップデートし続ける 「ちっちゃいままでいてほしい」という願いは、親の甘えかもしれません。子供が「なます」を好きになったり、難しい問いを立てたりする「新しい顔」を発見するたびに、自分の中の「子供像」を更新(アップデート)していきましょう。成長を「喪失」ではなく「新機能の追加」だと捉えるだけで、心はぐっと軽くなります。
明日は、トマトの苗を買いに行く朝
「小学1年生になりたい!」と目を輝かせる娘。 彼女たちの未来を「平らな道」にするために、私は明日、約束していた家庭菜園の土とトマトの苗を買いに行こうと思います。
さて、次回の練習日は6月21日に決まりました。 今度は事務作業の負担をみんなでシェアして、さらに爆速のテンポで、でも誰も置いていかない最高のアンサンブルを目指すつもりです。
皆さんの明日が、誰か一人の犠牲の上に成り立つ幸せではなく、みんなで重荷を分け合い、軽やかに笑い合える一日になりますように。
それでは、また明日!
