トロンボーン練習方法
ロングトーン
ロングトーンとは管楽器の上達において、避けては通れない練習メニューだど思います。
しかしこれが若いころは苦手でした。ただ音を伸ばすだけのつまらない練習だったからです。
これは教えられ方が悪かったということもあります。ただただ先生や先輩にやれと言われたからやっているという受け身のスタンスで練習しているからです。
自分が上手くなりたいから練習しているわけであって、やれと言われたからやっているわけではないのですから。
このことに気づいたのは大人になってからですが(;^_^A
高校、大学とトロンボーンを何となく続けているだけで7年も経験を積んでいることになります。
これだけ続けると、何となく難しい曲でも演奏できるし、ミュージック8などのポップスであれば初見でも演奏できるぐらいのスキルは身についていると思います。
そこから更に音楽を楽しもうと思ったときに基礎練習(ロングトーンなど)が必要になってくるのです。
逆に言えばみんなとただ一緒に演奏するのが楽しい。部活の終わりに一緒にご飯を食べに行くのが楽しみ、などの理由で活動を続けている人は別に面白くもないロングトーンなんかやらなくていいと思っています。(冗談抜きで)
上手くなるためにロングトーンは絶対必要ですが、やらなくてもそこそこ音楽は楽しめます(断言)カラオケに行っても歌が上手い友達っていますよね。そこの子は毎日発声練習してるわけではないですし。
しかし、ド ミ ソ の基本の三和音をただ奏でるという時にでもロングトーンの効果が表れるのも事実です。
ちゃんと美しい和音を奏でようと思うと柔らかい音で真っすぐに音を伸ばす必要があります。
この時にコツコツとロングトーンの練習をしてる人としてない人に大きな差がでます。
音が真っすぐに伸ばせない人はそこで只ドミソの音を吹いて合わせるだけのことが真っすぐ伸ばせる人と一緒にできないのです。
ドの音をふいてください。←できる
ドの音を真っすぐに4拍真っすぐに吹いてください←
これを胸を張ってできると言える人は何人いるでしょうか?(ふけてるつもりは除く!)これは過去動画の自分の音を録音して聞いてみるでも書きましたが、是非やってみてください。
音楽とは一人で楽しむのもいいですが、吹奏楽に関して言えば大勢の仲間と楽しむものだと思っています。
ロングトーン中に考えること
上記でなぜロングトーンの練習が必要かはわかっていただけたと思います。
では実際ロングトーンしている時に僕は何を考えているかを書いてみます。
自分が出したいタイミングで音は出始めているか(拍の頭ジャストで音は出ているか)
音は真っすぐ出ているか(後押しや揺れもなく伸びているか)
自分のイメージした音で出ているか(これも違う記事でかきましたが、音色のことです)
他にもいろいろ考えてはいるとおもいますが、上記の3点は常に考えながら練習したいものです。
更に進んでいくとこの音はこの曲のここの部分で出るとかっこいいなとか曲と絡めて練習できたら尚更いいと思います。
最後に
いろいろ書きましたが、楽器の経験レベルでできることも違うと思います。まずどんな理由でもいいので音楽を好きになってください。
みんなと合奏するのが好き、部活終わりにみんなで遊びに行くのが好き、コンサートやコンクール終わりのあの高揚感が好き。(楽器上手くなったらモテルかな(笑))なんでもいいんです。
僕は最後の理由が主で音楽を25年つづけてきました(笑)
音楽は一生の趣味にもなりますし学ぶことも多くあると思います。社会人になったら時間がなくて音楽なんかやる時間なんかないよという人もいると思います。
ですが家と会社の往復なんてつまんない人生ですよ。
そこに音楽というスパイスがあるとすごく幸せな人生になると思います。(僕はそうなってます。)
若い子供たちへ 部活動で燃え尽きて大学、社会人になったタイミングでやめる人も多いです。
本気で自分の音楽をやってみてください。他人にやらされるのではない自分本位の音楽を。
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