【やる気が出ない】「やる気は行動の後にやってくる」。専門知識を振り絞りながら見つけた、心のすさみを癒やす“連鎖反応”の作り方。
昨日は、材料の品質問題というトラブルに対し、相手の逃げ道を塞ぎつつも関係を壊さない「戦略的コミュニケーション」についてお話ししました。論理的に相手を動かすプロの技術、見事でしたね。
しかし、外側の問題を鮮やかに解決しても、最後に残るもっとも厄介な敵がいます。それは、「自分自身のやる気の枯渇」です。
「やる気さえ出れば、一瞬で片付くことばかりなのに。肝心のやる気が出ない……」 「現場と書類とプレッシャー。心はもう、すさんでいる」
そんな、有能な人ほど陥りやすい「燃え尽き一歩手前」の状況。今日は、複雑な税務知識を解説しながらも内側で悲鳴を上げている私の1日から、「止まった心のエンジンを、再び動かすための連鎖反応の作り方」をお届けします。
「プロの知識」と「すさんだ心」の奇妙な共存
今日の午前中、私はある知人に対して「キッチンカー運営における軽減税率」のレクチャーをしていました。
「消費税はお客さんが払うものじゃなくて、業者が納めるものなんです」 「イートインスペースを作った瞬間に8%が10%に跳ね上がる。そのリスクをどう管理するか……」
仕入税額控除の仕組みから、将来的な法改正の影響まで。自分でも驚くほどスラスラと専門的な解説が出てきます。頭は冷徹に、ビジネスオーナーとしてのリスク管理を完璧にこなしている。
けれど、ふと一息ついたとき、口をついて出たのは「僕の心はもうすさんどるよ、今」という本音でした。
山積みの現場課題、終わらない書類、そして降りかかるプレッシャー。 やる気さえあれば、こんなものは一気に片付けられる。でも、その「やる気」という燃料が空っぽなのです。
そんな中、昼休みにふと目にしたのは、大量のネズミ捕りと卓球ボールを使った「核分裂の連鎖反応」の実験映像でした。一つのボールが弾ければ、それが次々と連鎖して、最後には爆発的なエネルギーになる。
「私のやる気も、こんな風に何かがきっかけで弾けてくれないかな……」
そんな淡い期待を抱きながら、私は4月に開催予定の音楽イベントの計画に目を向けました。仕事のプレッシャーとは全く別の、自分を表現するためのバンド活動。この「小さな楽しみ」が、もしかしたら私の連鎖反応を始める、最初の一粒になるのかもしれない。そう感じた瞬間でした。
心の連鎖反応を呼び起こす「3つの知的整理術」
心が乾ききって、何から手をつけていいか分からない時に試してほしい、自分を助けるためのコツです。
「やる気」を待たず、「5分だけ」ボールを投げる 今日の映像にあった「連鎖反応」と同じで、モチベーションは勝手に湧き出しません。「5分だけ資料を眺める」「一行だけ図面を修正する」。そんな、気分が乗らなくてもできる「最も小さな一歩」を無理やり踏み出すことで、脳の側坐核が刺激され、後からやる気がついてきます。
感情の「すさみ」を事実として受け入れる 「やる気が出ない自分はダメだ」と責めるのは、燃料切れの車にムチを打つようなものです。「今、自分はプレッシャーで疲弊している」という事実を、客観的なデータとして受け入れましょう。「疲れているのに専門知識を語れた自分、すごいな」と、有能な自分を褒める時間を1分だけ設けてください。
「創造的な未来」をコントロール棒にする 原子炉には、連鎖反応を制御するための「制御棒」が必要です。仕事のプレッシャーで暴走しそうな心を鎮めるのは、「趣味や音楽の計画」です。4月のイベントを具体的に想像したり、練習スケジュールを組んだりする時間は、あなたの心を安定させ、溶解(メルトダウン)を防いでくれる貴重な聖域になります。
ゴリラの握力と、私の「小さな一歩」
一日の終わり、私は握力400kgという驚異的な身体能力を持つアスリートの雑学を耳にしました。 そこまでの怪力はなくても、せめて自分の「やる気」をぐいっと引き寄せる力くらいは持ちたいものですよね。
明日は、今日修正した図面を携えて、理事会という新たな「現場」が待っています。 やる気は相変わらず低空飛行かもしれませんが、それでいい。 5分だけ、目の前の数字と向き合う。 その小さな一粒が、いつか大きな連鎖反応となって、私の「すさんだ心」を温めてくれると信じています。
皆さんの明日が、たとえやる気がなくても、自分を助ける「最初の一歩」を投げられる一日になりますように。
それでは、また明日!
