【休日の大論争】「結局どこにも行けなかった日」を最高にする、家族の「着地点」の見つけ方
昨日は、趣味のトロンボーンとキッチンカーを掛け合わせた「天国のような事業計画」に胸を躍らせるお話をしました。夢を描くのは自由で、どこまでも高く飛べます。しかし、現実に引き戻されるのは、決まって「穏やかなはずの休日」だったりします。
「せっかくの休み、どこに行こう?」
「子供は外に行きたい、でも大人はゆっくりしたい」
「議論しているうちに、気づけばもう夕方……」
せっかくの休日を「無駄にしてしまった」と後悔したことはありませんか?今日は、家族の意見がまとまらずにお出かけが中止になった「空白の一日」から見つけた、日常の愛し方についてお届けします。
「滝に行きたい!」vs「動きたくない」の果てに
今朝の我が家は、さながら国会のような熱を帯びていました。
議題は「今日の行き先」。子供たちは「絶対にあの有名な滝に行きたい!」と譲りません。一方で、連日の仕事と家事で疲れが溜まっているパートナーは、少し気乗りしない様子。
私はその間で「たまには滝もいいじゃないか」「でも、準備も大変だしな……」と、必死の調整役を務めます。
しかし、議論が深まる(こじれる)ほどに時間は無情にも過ぎていきます。ふと時計を見ると、もうお昼過ぎ。
「パパは、こんな風に無駄に一日を過ごすなんてこと、できないんだよ!」
思わず本音が漏れました。効率を重視する経営者としての顔が、一分一秒を「成果」に変えられないもどかしさに悲鳴を上げたのです。結局、お出かけは中止。滝へのドライブは、近所の家電量販店での「壊れた電子レンジの買い替え」という、極めて現実的なミッションに化けました。
けれど、そこからの時間が不思議でした。
最新の電子レンジを「手頃な価格」で手に入れ、PayPayでサクッと決済を済ませる。帰宅して、娘たちが「パイナップル!ペンパイナップル……!」と古いネタを歌いながら踊る姿を見守る。夕食は、簡単に済ませた素麺と、おやつに買ったパイナップル。
滝には行けなかったけれど、家の中で折り紙を折り、ゲームに夢中な娘に「パパと遊ぼうよ」と少し嫉妬混じりの声をかける。そんな「生産性ゼロ」の時間が、トゲトゲしていた私の心をゆっくりと溶かしてくれたのです。
「決まらない休日」をストレスにしないための3つの思考法
「理想の休日」に縛られて、今日を台無しにしないための考え方です。
将棋の思考「一手二鳥」で解決する
将棋では、相手の二つの狙いを一手で交わせると最高に気持ちが良いと言われます。家庭でも同じです。「滝(遠出)」か「家(休息)」かという二択で争うのではなく、例えば「近場の家電量販店(日常の更新)」と「家での特別なおやつ(子供の満足)」をセットにする。小さな一手で全員の不満を少しずつ解消するのが、平和への近道です。
「大根の冷凍」と同じ、時間の染み込み方
料理の知恵として「大根は一度冷凍すると味が染み込みやすくなる」と聞きました。休日の予定が「凍結(中止)」になったときこそ、実は家族の本当の言葉や表情が心に染み込むチャンスかもしれません。無理に外へ出なくても、家での何気ないやり取りが、後から「良い一日だった」という深い味わいに変わります。
「無駄」を「更新」と言い換える
電子レンジを新調するように、生活のインフラを整えるのも立派な活動です。また、娘が新しく興味を持ち始めた「ダンス教室」のチラシを眺め、未来の可能性を話し合う。これは無駄な時間ではなく、家族というチームの「OSアップデート」です。生産性で測れない時間こそ、家族の土台を強くします。
明日は、再び「現場」の指揮を執る日へ
「お出かけが叶わなかった」という失敗も、子供たちにとっては「パパと家でたくさん喋った日」という記憶に書き換えられているようです。
さて、明日からはまた仕事が始まります。現場の残土計算や、複数の協力会社からの請求書のチェック……。山積みのタスクが待っていますが、今日の「穏やかな足踏み」のおかげで、頭の中の電池はしっかり充電されました。
皆さんも、もし次の休日が思い通りにいかなくても、自分を責めないでください。
「あえて、どこにも行かない」という選択をした自分たちに、100点満点をあげてみてはいかがでしょうか。
それでは、また明日!
