【子育ての悩み】「あと何分?」を卒業する。子供のやる気を引き出す「タスク設定」と「500円の重み」の話。
昨日は、思い通りにいかない日を「人生の壮大な暇つぶし」と捉えて、メンタルをリカバリーするお話をしました。
しかし、そんな哲学的な余韻に浸る間もなくやってくるのが「日曜日の朝」です。子供たちの賑やかな声とともに幕を開ける休日は、ビジネスとはまた違った種類の「高度なマネジメント」を要求されますよね。
「宿題、あと何分やればいいの?」 「これ買って! 500円だけ!」
親なら一度は直面する、時間とお金への向き合い方。今日は、そんな日常のやり取りから見つけた、子供(そして大人)の自律心を育てるための「小さな知恵」を共有します。
「20分」というノルマが、子供の集中力を奪っていた?
今日の日曜日は、長女の「宿題やりたくない……」という重い空気から始まりました。 彼女の頭の中には、「あと何分、机に向かっていなければならないか」という時間のノルマが重くのしかかっているようでした。
そこで私は、少しだけ視点を変える提案をしてみました。 「時間の長さはどうでもいい。10分でも20分でも、『自分で決めた分』をやり遂げることが大事なんだよ」
「自主学習ノートを1ページやる」と彼女自身に決めさせ、それが終われば時間は問わない。そう伝えた瞬間、彼女の顔つきが「耐える時間」から「クリアすべきタスク」へと変わりました。
午後は家族で、私が小学生の頃から通っている「思い出のうどん屋」へ。 行列に並んでいる間、自分がかつて祖父に連れられて同じ味を食べていたことを思い出し、味の記憶もまた、親から子へ受け継がれる「無形の財産」なのだとしみじみ感じました。
その後、訪れたショッピングモール。 ゲームセンターで500円を使いたいという娘に、私はあえて、彼女が理解できる「労働の重み」で語りかけました。
「この500円は、いつもやってくれている『お手伝い50回分』の価値があるんだよ」
500円玉1枚を、単なるコインではなく「50回の努力の結晶」として捉え直す。 キラキラしたゲームの世界の裏側にある「価値の交換」について、少しだけ種をまけたような気がします。
「時間のノルマ」を「達成のタスク」に書き換える3つのコツ
今日の子育てミッションから得た、親子でストレスを減らすための考え方です。
「時間」を目標にしない 「30分勉強しなさい」と言われると、人は「いかにしてその30分をやり過ごすか」を考えてしまいます。これを「1ページ終わらせる」「3問解く」というタスク型に変えることで、集中力が上がり、早く終われば自由時間が増えるという自発的なモチベーションが生まれます。
お金の価値を「労働単位」で物理化する 「500円」という数字は子供には抽象的です。それを「お風呂掃除〇回分」「洗濯物たたみ〇回分」と、自分の労力に換算して教えることで、お金を使う際の一歩踏み込んだ判断力が養われます。
「自分で決めた」という既成事実を作る 親が命令するのではなく、「どれくらいならできそう?」と本人に決めさせることが重要です。「自分で決めたことをやり遂げた」という成功体験の積み重ねが、大人になっても折れない自信の土台になります。
「パパが死んだら?」「ママといる!」の潔さに完敗。
一日の終わり、ふとした拍子に次女に聞いてみました。 「パパが死んじゃったらどうする?」
食い気味に返ってきた答えは、「それは、ママといる!」という、あまりにも迷いのない、現実的で潔い回答(笑)。
パパとしては少し寂しいような気もしますが、子供たちが自分の足で立ち、大切な人との絆を信じて生きていけるなら、これ以上の幸せはありません。
選挙の投票所に連れて行き、「自分たちのリーダーを自分たちで選ぶんだよ」と伝えたこと。500円の重さを教えたこと。それらすべてが、いつか彼女たちが「ママと(、あるいは誰かと)自立して生きていく」ための糧になればいいなと思います。
さて、明日からはまた「ビジネスマン」としての戦場、もとい「壮大な暇つぶし」が始まります。 現場の段取りを組み、新しい一歩を踏み出す準備を整えましょう。
皆さんの月曜日が、自分で決めたタスクを完遂できる、清々しい一日になりますように。
それでは、また明日!
