【仕事の悩み】39度の熱でも「止まれない」あなたへ。2週間後の自分を助けるための、折れない心の整え方。
昨日は、39度の高熱という「体からのストップ」を、知的な冒険と家族の温かさで乗り越えるお話をお届けしました。
しかし、責任ある立場にいる人にとって、本当の戦いは「熱が下がらない2日目」にあります。 「今日自分が動かないと、2週間後の現場が止まる」 「このトラブルを今解決しないと、信頼がゼロになる」
そんな「止まることへの恐怖」と戦いながら、スマートフォンを握りしめている方も多いのではないでしょうか。今日は、高熱にうなされながらも現場の指揮を執り、キッチンカーの戦略を練った1日から、「過酷な状況でも自分をすり減らさずに成果を出すためのマインドセット」について考えます。
高熱のCEOと、163粒の豆が教えてくれたこと
今朝も体温計は無慈悲な数字を指していました。 しかし、現実は病人を待ってくれません。朝から鳴り響く電話。材料の品質問題、工期の遅れ、現場の調整……。
「今止まると、2週間後が止まるんだよ」
その一心で、私はベッドの中から指示を飛ばしました。特に、数現場連続で発生している「材料の品質低下」は、職人としての誇りが許さない重大事です。 「仕上がりの8割は材料で決まる」。その信念があるからこそ、熱で朦朧(もうろう)とする意識の中でも、工場長と直接対峙する覚悟を固めました。
一方で、もう一つの「仕事」であるキッチンカーの準備も進めます。 最初は華やかな「たい焼き」を考えていましたが、計算してみると利益はわずか。 「やった感が出ないんだよな……」 そんなときに見えてきたのが、シンプルで温かい「白玉ぜんざい」でした。湯煎でオペレーションを安定させ、客単価も確保する。「体が動かないときこそ、思考はシンプルに、かつ本質的に」。そんな経営の鉄則を、皮肉にも高熱が教えてくれた気がします。
夜、家族で囲んだ夕食。 「パパは44個、ママは36歳……合計163粒!」 節分に食べる豆の数を、家族全員の年齢を足して計算する長女。その無邪気な数字の羅列を聞いていると、ビジネスの数字でトゲトゲした心が、少しずつ丸くなっていくのを感じました。
病院へ行くのを嫌がる次女をなだめ、ボードゲームで娘に「工夫の重要性」を説く。 39度の熱があっても、私は「社長」であり「パパ」でした。でも、それは「体が弱い」からではなく、「それだけ強い責任感と愛を持っているから」なのだと、自分を許してあげてもいいのかもしれない。そう思えた夜でした。
限界を超えて踏ん張るあなたを助ける「3つの知恵」
心身ともにギリギリの状態で戦っているリーダーが、明日から少しでも楽になるための考え方です。
「止まれない自分」を誇りに思う 「自分は体が弱い」「また無理をしてしまった」と自分を責めるのはやめましょう。その熱があっても電話を取るのは、あなたが「未来の自分や仲間を守ろうとしている証」です。自分の弱さではなく、その責任感の強さをまず認め、セルフイメージを「ボロボロの自分」から「戦うヒーロー」に書き換えてください。
「2週間後のために」今のタスクを8割捨てる 「今止まると2週間後が止まる」という危機感は正解です。だからこそ、「2週間後の首を絞めないための最低限の判断」だけに集中し、それ以外の「今日やらなくても死なない事務作業」などは全て捨てましょう。体調不良時のリソースは、未来を守るための「一撃」にだけ使い、あとは眠る。それが賢明な管理者の姿です。
「やった感」ではなく「残る利益」を基準にする たい焼き(複雑で低利益)を捨てて、ぜんざい(シンプルで高単価)を選んだように、多忙や不調のときほど、「手間の少なさと利益(成果)の大きさ」をシビアに天秤にかけてください。頑張ることが目的ではなく、最小の労力で最大の安心を得る仕組みを作ること。これが「止まれない人」の生存戦略です。
163粒の先の、明日の景色
一日の終わり、家族の年齢の合計である「163粒」の豆の数を数えながら、私は思いました。 この小さな一粒一粒が、私たちの過ごしてきた時間であり、守るべき日常なのだと。
仕事のトラブルも、高熱の苦しさも、すべてはこの「163」という数字を明日また一つ増やすための、長い道のりの一部。
明日は、材料工場の工場長との直接対決が待っています。 高熱の中で研ぎ澄まされた「本質を見抜く目」を持って、根本的な解決を勝ち取ってこようと思います。
皆さんの明日が、自分の強さを信じ、大切なものを守り抜ける一日になりますように。
それでは、また明日!
