昨日は、サラリーマンと経営者の違いは「時間」を売るか「リスク(成果)」を売るかにある、という少し熱いお話をしました。

しかし、現実は非情です。「よし、成果で勝負だ!」と意気込んだ直後に、「どれだけ頑張っても成果が出ない状況」に放り込まれるのが人生の面白い(そしてタフな)ところ。

今日は、吹き荒れる強風と不測の電源トラブル、そして「想定外に少なかった売上」に直面した私の1日から、「思い通りにいかない日」をどう解釈し、次へのエネルギーに変えるかという処方箋をお届けします。

強風、トラブル、そして「数千円の売上」


今朝の空気は、肌を刺すような冷たさでした。 意気揚々と某所へ向かい、キッチンカーを開店させたものの、待っていたのは容赦ない強風。そして、追い打ちをかけるような電源トラブルです。

調理器具と暖房を同時に使った瞬間、ポータブル電源が悲鳴を上げて沈黙。 充電忘れも重なり、「温かいホットドッグを提供したい」という情熱が、物理的な電気不足に阻まれる……。

結局、凍えながら数時間を過ごした私の手元に残ったのは、わずか数千円の売上でした。 「費やした時間と労力」に対して、返ってきた「数字」が見合わない。そんなとき、私たちの心はポッキリと折れそうになります。

午後に帰宅し、子供たちと段ボールを切り刻んで工作に没頭している間も、頭の片隅では今日の「失敗」がリフレインしていました。 子供たちは無邪気に「パパと遊びたい」……ではなく、「事務所でYouTubeが見たい」と本音を漏らし(笑)、パパのライフゲージはさらに削られていきます。

しかし、夜の音楽練習に向かう車中、ふと自分の中からこんな言葉がこぼれました。

「人生は、壮大な暇つぶし。」

そう。今日うまくいかなかったことも、強風に凍えたことも、すべてはこの「暇つぶし」を彩るエピソードに過ぎない。そう思えた瞬間、ふっと心が軽くなったのです。

夜のバンド練習では、演奏のニュアンスだけでなく、舞台演出で使う「雷の音」をどう出すかという、これまた「壮大な暇つぶし」の細部に熱中しました。

思い通りにいかない日を「糧」にする3つの考え方


今日のような「下振れの日」を、ただの「無駄な1日」にしないためのヒントを整理しました。

  1. 「時間」で評価せず、「変数」を分析する
    成果が出なかったとき、「これだけ時間をかけたのに」と考えると絶望します。 代わりに、「なぜ成果に繋がらなかったのか」という変数(天候、電源の容量不足、オペレーションのミス)を冷静にリストアップしましょう。 「費やした時間」を悔やむのではなく、「次回の成功確率を上げるためのデータ収集」に投資したのだと脳を書き換えるのがプロの視点です。
  2. 「怒り」を燃料に変換する
    私はよく「怒りがモチベーションだ」と語ります。 今日のようなトラブルに対する「情けなさ」や「悔しさ」は、そのままにしておくと毒になりますが、「次は絶対に完璧な電源システムを組んでやる!」という改善のエネルギーに変えれば、最強の着火剤になります。 優しさや平穏さだけでは届かない場所に、怒りのエネルギーが連れて行ってくれることがあります。
  3. 人生を「遊び」のメタ視点で捉える
    「人生は壮大な暇つぶし」という視点を持つと、失敗のダメージが激減します。 深刻になりすぎると、失敗が「自分の価値の否定」に直結してしまいます。しかし、これは「人生というゲーム」の中の1イベントだと捉えれば、「あー、今日のステージは難易度高すぎたな、次は装備を整えてリトライしよう」と、笑って次に進めるようになります。

明日のステージ、雷の音を鳴らせ


一日の終わり、私たちは「雷の音を鉄板で出すか、音源にするか」という議論で盛り上がりました。 側から見れば、数千円の売上に悩んだ後にする会話としては、あまりに呑気かもしれません。

でも、その「真剣な遊び」こそが、冷え切った心を温め、明日また現場に立つ活力を与えてくれる。

さて、明日は電源周りのトラブルシューティングを済ませ、新しいサンドメニューの試作に取りかかるとしましょうか。

皆さんの今日という「暇つぶし」は、どんな彩りでしたか? たとえ成果が出なくても、あなたは確実に「経験値」という報酬を得ているはずです。

それでは、また明日!