【組織の「なあなあ」を卒業する】「明日やろうはバカ野郎」が導く、自由で強いチームの作り方
昨日は、娘に読み聞かせた小鳥の物語から、「どう飛ぶか」よりも「生きる基本」を大切にするリセット術についてお話ししました。高く飛ぼうと焦るのをやめ、羽を整え、餌の場所を確認する。そんなシンプルな視点が、大人を救ってくれるのでしたね。
しかし、一歩外に出れば、私たちは自分一人で飛んでいるわけではありません。 「仲良しグループだったはずなのに、人数が増えて運営がガタガタ……」 「一部の人に負担が偏り、言いたいことも言えずにモヤモヤする」
今日は、楽団の「備品紛失」や「ルールの形骸化」という深刻な議論と、娘が出した『食べられないパン』のなぞなぞ。この対照的なエピソードから、組織の「伸び悩み」を突破し、全員が気持ちよく動ける仕組みの作り方を共有します。
消えたドラムと、お風呂掃除の「バカ野郎」
今日のお昼、私はファミレスの片隅で、音楽仲間の友人と熱い議論を交わしていました。 話題の中心は、所属する楽団の「組織のほころび」です。
「備品の楽器がどこに行ったか分からない」「会計が不透明」「一部のメンバーの遅刻が当たり前になっている」……。 少人数の時は「あうんの呼吸」で回っていたことも、人数が増えれば「なあなあ」の弊害として牙を剥きます。
「20人の時はワンマン経営で通用しても、これだけ増えたら『仕組み』にしないと絶対回らんのや」
私は、1万円以上の購入には承認を必須にするなどの、具体的なルール化を提案しました。自由な表現を楽しむ場所だからこそ、土台となる管理は「冷徹なほど透明」であるべき。そんなリーダーとしての責任感で頭がパンクしそうになっていた時、隣に座っていた長女がふいにクイズを出してきました。
「ねえパパ、パンはパンでも、食べられないパンは何だ?」 私が「腐ったパンか?」と夢のない答えを返すと、娘はニヤリとして言いました。 「正解はフライパンでした!」
その直後、彼女は自分からお風呂掃除に向かいました。 「めんどくさいから、今やっとくわ。**『後でやろうはバカ野郎』**やろ?」
大人が組織のルール作りに四苦八苦している傍らで、6歳の娘は、以前教えた「即断即決」の哲学を軽やかに実践していました。組織を変えるのも、自分を律するのも、結局は「曖昧さを捨てて、今、やるべきことをやる」というシンプルな決断の積み重ねなのだと、娘の背中に教えられた気がしました。
チームを「停滞」から救い出す3つのシステム思考
組織の運営や、人間関係の「甘え」にストレスを感じた時に試してほしい考え方です。
- 「1万円の壁」で透明性を確保する 組織の不信感は、多くの場合「お金」と「物」の不透明さから始まります。「1万円以上の出費は全員が見える場所で承認を得る」といった、あえて低めのハードルで明確なルールを作るだけで、心理的な安全性は劇的に向上します。
- 「ワンマン」から「仕組み」へ脱皮する 「あの人がやってくれるだろう」という属人的な期待を捨て、誰が担当しても同じ結果が出るマニュアルや記録を導入しましょう。「人に依存しない」仕組みを作ることこそが、結果的にメンバー一人ひとりの個性を守ることに繋がります。
- 合言葉で「文化」を共有する 娘が実践した「後でやろうはバカ野郎(明日やろうはバカ野郎)」のように、チーム内に共通の合言葉を作りましょう。理屈で説得するよりも、短くインパクトのある言葉を文化にする方が、人の行動は驚くほどポジティブに変わります。
明日は、冷たい「つめつめ素麺」で英気を養う朝
「パパ、夕飯は冷たい素麺がいい!」 次女の可愛らしいリクエストに応えて、夜はキッチンで麺を茹でました。組織の未来を憂う深刻な顔も、なぞなぞに頭を捻る顔も、すべてを包み込んでくれるのは、家族で囲む食卓の温もりです。
さて、明日は楽団の役員会へ、今日練り上げた「改革案」をぶつけに行く予定です。 娘に笑われないよう、「後でやろう」という誘惑を振り切って、一気に資料を仕上げようと思います。
皆さんの明日が、曖昧な「なあなあ」を脱ぎ捨てて、大切な仲間とクリアな視界で進める一日になりますように。
それでは、また明日!
