「正論」で家族を追い詰めてない? 効率化の鬼が気づいた、心を整える『つながらない権利』の魔法
昨日は「いかにタスクを積み上げ、完璧なスケジュールを組むか」という、いわば攻めの姿勢についてお話ししました。しかし、どれだけ緻密に計画を立てても、現実は予想外の連続です。
今日、私が直面したのは「効率を求める自分」と「思うようにいかない日常」の激しい衝突でした。「なぜ自分だけがこんなに急いでいるのか?」「なぜ周りはもっと合理的に動けないのか?」そんなイライラを抱えて爆発しそうになっているあなたへ。今日は、その心のトゲを抜くための「小さな知恵」をシェアします。
戦場のような現場と、静かな自己対話
一日の始まりは、静かな、けれど重い自問自答からでした。「俺は、何にこんなにイライラしているんだ?」
日中は、まさに戦場。複数の建設現場を飛び回り、工程のスケジュール調整から資材の手配、予算の見直し交渉まで、分刻みで電話とメールが鳴り止みません。頭の中は常に「最短ルート」と「最大効率」を弾き出すフル回転状態です。
■ 効率の「正論」が、家庭の「温かさ」を侵食する
そんな「戦闘モード」のまま帰宅すると、待っているのは別世界の景色です。玄関を開ければ、甘える子供たちの声。一方で、視界に入るのは、自分から見れば非効率に見える家事の段取りや、ふとソファでくつろぐ家族の姿。
仕事で「合理性こそが正義」と自分を律している分、その反動が家庭で牙を剥きます。「自分は一秒も無駄にせず動いているのに、なぜ……」と。喉まで出かかった鋭い言葉を飲み込んだとき、ふと気づきました。私は今、自分自身の「余裕」を、効率という名のシュレッダーにかけて切り刻んでしまっていたのです。
解決のヒント
■ ヒント1:「合理性の鎧」を玄関で脱ぎ捨てる
仕事では「最短距離」が正解ですが、家庭(特に育児や夫婦関係)では「寄り道」こそが豊かさの本質です。「効率的に夕食を済ませる」ことよりも、「パパといたい」と泣く子供を抱きしめる1分間の方が、長期的なリフレッシュ効果は高いもの。家の中では、あえて「非効率を楽しむ自分」という別キャラを演じるくらいがちょうどいいのです。
■ ヒント2:物理的に「つながらない権利」を確保する
私が今日、自己対話の中で見つけた言葉が「つながらない権利」です。現代人は、スマホを通じて24時間「効率の戦場」とつながっています。
ジムでの運動中は、スマホをロッカーに預ける。
趣味の楽器に触れる時間は、通知をオフにする。
このように、「誰からも、どんなタスクからもアクセスできない聖域」を1日30分でも作ってください。デジタルデトックスは、脳のオーバーヒートを防ぐ唯一の冷却装置になります。
頑張り屋のあなたへ、自分への「余白」を
「もっと早く、もっと正確に」と頑張るあなたは、本当にかっこいい。でも、そのスピードに心が追いつけなくなったときは、あえて「効率の悪いこと」を自分に許してあげてください。
私は明日、久しぶりに埃を被っていた楽器をケースから出してみようと思います。たとえ15分でも、誰の役にも立たない「自分のための時間」を取り戻すために。明日のブログでは、その「聖域」を作ったことで、仕事のパフォーマンスがどう変わったかをお伝えできるかもしれません。
あなたの明日が、少しだけゆっくり、穏やかに流れますように。
