昨日は、夕食のムニエルを豪快に失敗しつつも、それを美味しい「洋風煮込み」へと作り変えるリカバリー術についてお話ししました。完璧な形にこだわらず、今あるものをどう活かすか。それは料理だけでなく、人生においても大切な知恵でしたね。

しかし、一晩明けて直面したのは、もっと根深い「感情のデコボコ」でした。 「周りの盛り上がりに、どうしてもついていけない自分」 「積み重なるコストとリスクに、心が悲鳴を上げている」

今日は、世界的な原材料高騰という「戦争」のような日々の中で、あえて15万円の未来(ARグラス)を買い、組織のコンクールに『めんどくさい』と本音を漏らした一日のエピソードから、自分の感性を守り抜くための知恵を共有します。


「おっさん6人の鍋」より、15万円のレンズが見せる景色

今日という日は、波乱の幕開けでした。頼りにしている相棒が急な体調不良で戦線離脱。追い打ちをかけるように、仕事で使う原材料の価格が「戦争」と呼べるレベルで跳ね上がり、供給さえ危ぶまれる事態に。電話口で数字を叩き、調整に奔走する私の脳内は、まさにパニック寸前でした。

そんなピリついた空気の中、もう一つの「モヤモヤ」が顔を出します。所属する楽団のコンクールへの参加です。 「練習して、競い合って、結果を出す」 かつての自分なら燃えたはずのそのプロセスが、今の私にはどうしても**「めんどくさい」**と感じられてしまう。自分の大切な時間とエネルギーを、今の楽団の温度差の中に投じることに、強い抵抗感を感じていたのです。

そんな中で私が下した決断は、ある「未来の道具」の購入でした。 総額15万円。AR(拡張現実)グラスという、視界の中に楽譜を「固定」できるデバイスです。 「おっさん6人で鍋を囲むような飲み会をセッティングする暇があるなら、自分の音楽体験を劇的に変えるこの道具に投資したい」

夕方、先生とのお別れ会を終えた娘たちと、夕暮れのグラウンドでサッカーをしました。 「喉に詰まったら、パパ泣いちゃうよ」 不器用なほど必死に子供の安全を願う、父親としての自分。 高騰する資材に頭を抱える経営者としての自分。 そして、最新技術で音楽の自由を手に入れようとする一人の人間としての自分。

いくつもの役割が重なり合う中で、私の「めんどくさい」という本音は、自分らしい生き方を取り戻すための「心の安全装置」だったのかもしれません。


「めんどくさい」を味方につけ、自分をアップデートする3つの知恵

周囲の期待と自分の本音の間で揺れたとき、明日から試してほしい心の持ち方です。

  1. 「めんどくさい」を価値観のコンパスにする 「めんどくさい」と感じるのは、その活動が今のあなたの優先順位や価値観とズレている証拠です。自分を責めるのではなく、「自分は何を大切にしたいのか(例:結果より楽しみ、集団より個の探求)」を再確認するチャンスだと捉えてみましょう。
  2. 「小さな未来」に先行投資する 日常がストレスでパンパンな時こそ、自分の専門領域や趣味を革新する「道具」に投資してみてください。今回私が選んだARグラスのように、**「今までのやり方を根本から変えてくれるもの」**は、単なる買い物以上の精神的な開放感を与えてくれます。
  3. 「健康リスク」を最新知識でアップデートする 今日、私は常用していた薬の長期的なリスクについて知りました。「今まで大丈夫だったから」と過信せず、常に最新の情報を得て習慣を見直すこと。自分という「資産」を守るための知識こそ、どんな投資よりも高いリターンを生みます。

明日は、土台を固める「竣工検査」の朝

「お帰り、パパと一緒に遊びたい!」 娘たちの笑顔が、15万円のガジェットよりも、世界の情勢よりも、今の私を力強く支えてくれています。

さて、明日は大切なプロジェクトの竣工検査。 書類の山と格闘しつつ、新しいARグラスが届く日を楽しみに、今の「めんどくさい」という本音も抱えたまま、一歩ずつ前に進んでいこうと思います。

皆さんの明日が、誰かの基準に合わせるのではなく、自分だけの「最高にワクワクする未来」に少しだけ近づける一日になりますように。

それでは、また明日!