昨日は、理不尽な要求に対してプロとしての「境界線」を引く勇気についてお話ししました。しかし、境界線を引く以前に、そもそも相手から「お願いする立場のアマチュア」として見られてしまうと、交渉は常に不利なスタートになってしまいます。

「一生懸命やっているのに、なぜか格下に見られてしまう」
「自分の判断力に自信がなくなってきたけれど、誰にも弱音を吐けない」

今日は、私のライフログから見つけた「対等な立場を勝ち取るための交渉戦略」と、「自分の衰えを武器に変えるリーダーの心得」を共有します。

「お願い」するのをやめた日


今朝は、趣味を超えて「プロ」の領域を目指している音楽ユニットの戦略会議から始まりました。
これまでは「出させてもらう」というスタンスでしたが、これではいつまで経っても消耗戦です。そこで私たちは、ある「演出」を決めました。あえて仲間に「マネージャー」という役割を担ってもらい、私は演奏の質に専念するプロフェッショナルとしての立ち位置を明確にすること。

「素人だから……という言い訳は、もうやめにしよう」

一方で、仕事の現場では、複数の工事が同時進行するパズルを解くような一日。数十トンの資材手配、予期せぬコスト増……。分刻みの判断を繰り返す中で、ふと「40代をピークに、自分の判断力も少しずつ形を変えているのではないか」という自覚が芽生えました。

「俺はもう、自分の考えを疑うべきフェーズに入っている」

そんな少しシリアスな思考を解きほぐしてくれたのは、夕方の娘の一言でした。
「私、お金持ちになりたい!」

直球すぎる願いに、私は思わず笑いながらも、こう伝えました。
「人とは違うことができる人が、価値を生むんだよ。例えば、君の『誰とでも物怖じせず話せること』。それは学校のテストより、ずっと大きな才能なんだ」

「プロ」として扱われ、信頼を稼ぐための3つの知恵


立場を逆転させ、豊かな関係性を築くために、明日から使える考え方です。

「バッファー(緩衝材)」を立てる戦略
自分で自分の価値を交渉すると、どうしても「安売り」や「お願い」になりがちです。友人やパートナーに「窓口」としての役割をお願いしてみましょう。第三者が介在するだけで、周囲からの「見られ方」は劇的にフォーマルになり、対等な交渉が可能になります。

「老害」を回避する「自己客観視」の癖付け
リーダーの最大の敵は、自分の正解に固執することです。「自分の判断は、今の時代に合っているか?」と、あえて自分を疑ってみること。この「自覚」がある限り、あなたは周囲の意見を吸収できる柔軟なリーダーであり続けられます。衰えを認めることは、弱さではなく「洗練」への第一歩です。

才能の「再定義」を言葉にする
子供や部下に対し、目に見える成果(テストの点数や売上)だけでなく、その人の「性格的強み」を具体的に言語化して伝えてください。「人見知りしない」「段取りが丁寧」といった当たり前の特性を「稼ぐ力」として認めることで、相手の自己肯定感は爆発的に高まります。

明日は、タイトなスケジュールの「完遂」を目指して


一日の終わり、娘たちの笑顔を見ながら、私は「人とは違うこと」を追求し続ける勇気をもらいました。
プロとして生きることは、時には孤独で、時には自分の衰えと向き合う厳しい道です。でも、その先には「自分にしかできない価値」が待っています。

さて、明後日の大規模な工事を前に、明日は人員と機材の最終確認。そして、夏に向けた「新メニュー」の構想も少しずつ。ふわふわのかき氷にするか、それとも……。

皆さんの明日が、自分の「才能」を再発見し、誰かと対等に笑い合える一日になりますように。

それでは、また明日!